美容室の平日集客をアップ!コツとアイデアをご紹介
公開日:2024年2月16日
「平日にお客さまが全然来ない」「休日との落差が激しい」とお悩みではありませんか。
客層や顧客のニーズが異なるため、曜日にかかわらず集客方法が同じなら改善の余地があります。平日に来店するお客さまを分析し、傾向をつかんで新たな集客戦略の立案に取り組みましょう。
今回は平日の美容院が閑散しやすい理由や集客のコツやアイデアを解説します。美容院ごとに適した平日の集客対策に役立つので、ぜひご一読ください。
平日、美容室にお客さまが来ない理由
平日の美容室にお客さまが来ないのは、何もあなたのお店に限った話ではなく、業界全体に通ずる悩みです。
厚生労働省の調査によると、全体の56.6%の美容室で平日の顧客数が10人未満であったのに対し、休日の平均来客数は55.3%が10人以上との結果が出ています。
統計からも平日と休日で来客数に差があるのは明らかです。月曜日〜金曜日のお客さまの数を増やすことに成功すれば、利益や売上はぐんと伸びるでしょう。
平日と休日で来客数に違いが出るのは、美容室に出向く顧客の層やニーズに違いがあるからです。平日の美容室にお客さまが来ず閑散となりやすい理由について解説します。
参考:厚生労働省. 「美容業 結果の概要」.
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei22/14-02.html, (参照2023-7-7).
美容室のターゲットが主に社会人だから
土日に来店するお客さまは、平日に時間が取れない社会人が大半を占めます。必然的に集客戦略やプランもビジネスパーソンに向けた内容になるでしょう。
しかし平日に訪れる顧客に社会人は少ないため、ターゲットと戦略がマッチせず集客が上手くいかないのです。
土日以外に美容室に行きたいと考えるのは、子育て中の主婦やサービス業を営んでいる事業主などが考えられます。平日と休日でサービスの内容が同じだと上記の顧客層には刺さらず、なかなか店舗に訪れてくれません。
土日と平日でニーズが違うから
ターゲット層が異なれば、抱くニーズも人それぞれ。土日に通う社会人の男性と平日に来店する主婦では、価格帯や髪型に求めるものが違うのは、感覚的にも理解できるでしょう。
さらに同じビジネスパーソンでも、身だしなみにお金をかけたい人と極力安く済ませたい人に分かれます。リーズナブルな価格を前面に押し出しても、顧客が高級志向だと来店にはつながりません。
美容室に限った話ではありませんが、ニーズを踏まえた販売戦略が必要です。
美容室で平日に集客するためのコツ
平日に集客するためのコツは、実際に来店している顧客に向けた戦略を練ることです。
数は少ないかもしれませんが、ユーザーの分析を通じて、顧客獲得の糸口は見えるはずです。お客さま自身の情報だけでなく、美容院ではどの施術メニューを選んだのかということも観察しましょう。
分析の具体的な方法や、戦略へのつなげ方について解説します。
平日に集客できているお客さま情報を分析する
まず必要なのは平日に来ているお客さまに関する情報の分析です。顧客のニーズや属性を把握することで、どのような層に向けて販売戦略を練るべきか分かります。一からターゲットを練るより、すでに来ている顧客に向けてアプローチしたほうが効果的です。
年齢や性別だけでなく、趣味や悩み、推定年収まで、できる限り詳細にターゲティングを行うことがポイントです。一般的に平日の来院が見込まれるのは主婦や学生ですが、ビジネス街に構える美容院なら、昼休みを活用するビジネスマンかもしれません。
他にも住宅街ならシニア層、大学や歓楽街にあるなら学生など立地や環境に応じた影響を受けるのも特徴です。
平日に来店するお客さまのニーズを把握する
平日に来店するお客さまのターゲットが明確になったら、その顧客のニーズの把握にも努めましょう。
簡単なのは頻繁に頼むメニューから何を求めているか推察することです。なぜ数ある施術プランから特定のものを選ぶか考えて、深層にあるニーズを突き止めます。
ターゲット層の年齢や家族構成はメニューや集客方法に大きな影響を与えるため、正確なニーズをつかむのは重要なことです。
平日に来院したお客さまがどれだけコストと時間をかけたか確認するのもおすすめです。ターゲットの予算が把握できれば、平日に特化したメニューを作る際の適切な価格設定につながります。時間も同様で、新メニューの構築に有益です。
平日の集客戦略を考える
平日に来店する顧客情報の分析とニーズの把握が完了したら、集客戦略を考えましょう。具体的には情報発信です。年齢や性別などの属性に加えてサービスに投じる金額や時間も明確になったら、どのような内容を発信すべきか目星が付くでしょう。
美容室の情報を知りえる媒体はターゲット層によって異なります。たとえば20代の若い女性ならSNSが主流ですが、ビジネスマンならGoogleマップ、シニア層なら美容室の看板というように違いがあります。
平日に来院するお客さまが普段どのような媒体を見るか考慮して、集客の戦略を練り上げましょう。
平日の集客を増やすためのアイデア
厚生労働省の「衛生行政報告例」によると美容室の店舗数は令和3年度に過去最高の26万4223軒に達しました。店舗の数が増え続ける状況に対応するには、競合との差別化が重要です。
休日に比べて平日のお客さまの数が少ないのは全体に通じる傾向なので、月〜金曜日に特化したアイデアを練るのが大切です。ここでは、有効かつ具体性が高い対策を紹介します。
参考:厚生労働省.「令和3年度衛生行政報告例 3 生活衛生関係」.
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/21/dl/kekka3.pdf ,(2023-07-29).
平日に来店したくなるような仕組みを作る
平日に来てみようと思わせる仕掛けを施して集客につなげるのも一案です。効果的なのは平日限定の特典や割引の導入が挙げられます。
平日の来院のみトリートメントやクレンジングのサービスを作る、月曜日〜金曜日しか使えない限定割引クーポンを発行するなどが代表的です。
また、平日専用のサービス・メニューを取り入れるのも有効な戦略だといえます。ドリンクサービスの提供や、肩のマッサージのようなプラスアルファのサービスを展開しても良いでしょう。リサーチで掴んだ顧客データを活用して、魅力的なサービスを立案してください。
上記の努力が実り、せっかく新規で顧客を獲得できても単発で終わってしまうとなかなか利益には結びつきません。
リピーターの確保も意識して戦略を練りましょう。たとえば平日限定クーポンの導入に合わせてお友達紹介キャンペーンを取り入れるのは効果的です。友達を紹介した人・された人の双方が得をする仕組みなので、新規顧客の獲得・維持の双方の効果を期待できます。
一人で初めての店舗に出向くのは敷居が高いですが、友達の紹介ならハードルが低くなります。
仕事終わりでも来店できるような営業時間を検討する
休日と平日で営業時間が変わらなければ、ターゲット層に合わせて夜間営業を導入するのもおすすめです。仕事終わりのビジネスパーソンも通える仕組みを取り入れるという配慮です。
平日に美容室へ通いたいと考えるのは、主に主婦やシニア層、学生などが多いでしょう。より顧客層を広げるために、仕事帰りのサラリーマンを狙うのも効果的です。
実際に遅くまで営業を続ける美容室も見受けられます。競合の美容院が吸い上げきれないニーズを満たせるため、一定の需要が見込まれるのです。
ニーズがあるなら夜間ではなく、早い時間へと営業時間を変更するのも良いかもしれません。
宣伝方法を見直す
平日で獲得を狙うターゲットに合わせて、宣伝方法を見直すのも有効です。基本的な方向性としては、今まで取り入れてこなかった新たなツールの導入が挙げられます。
タウン誌やチラシ、フリーペーパーなどの紙媒体に絞って広告を出稿していた美容室は、新たにWeb媒体を取り入れるのも効果的です。
インターネット上のアプローチはホームページやブログなどのオウンドメディアの活用、InstagramやtwitterなどのSNSの活用、DMやメールマガジンの送付、Web広告の出稿などさまざまです。
検索連動型の広告は上手に運用できれば、高いコストパフォーマンスを期待できます。広告料は競合性の高さに応じて上下し、狙うキーワードに対して競合の数が多いほど、高額になる傾向があります。
たとえば検索結果の検索エンジンに表示されるリスティング型の広告なら「地域名+美容院」で広告を出稿。検索数が少ない地域なら低価格で運用を開始でき、費用対効果が高い対策だといえるでしょう。
必ずしもWeb広告を導入すべきとはいえず、ターゲット層に合わせた宣伝方法を取り入れるのが大切です。情報発信に注力するなら、「行きたい!知りたい!」と思わせる美容室独自の強みやこだわりについて発信します。
ファミリー層向けの美容室なら子供のヘアケアや育児に関する内容、大学生の顧客が多いなら流行りのヘアスタイル、技術力の高さをアピールしたいなら施術の様子を動画配信するというように使い分けます。
美容室の情報発信は画像や動画による視覚的な訴求に適したInstagramやYouTubeと相性が良いのが特徴です。
ターゲット層が利用しているSNSの美容系アカウントをリサーチし、何に興味があるか把握し、情報発信の媒体や内容を絞りましょう。
集客成功で慌てないために業務の効率化を図ろう
平日の集客に成功するにはお客さま情報の分析からニーズの洗い出し、販売戦略の立案などさまざまな業務が発生します。本業で手いっぱいだと集客に時間をかける余裕がないため、慌てずに済むよう、業務効率化の取り組みが重要です。
私たちのBeautyMerit(ビューティーメリット)は予約管理の一元化からSNSやHPに設置可能な自社独自の予約システムの提供、サロン公式のオリジナルアプリの作成も可能な多機能サービスです。
ヘアサロンやネイルサロン、アイビューティーサロンなど、美容サロンごとに特化したシステムを構築できます。業務効率化だけでなく、集客やブランディングにも役立つ便利な機能を揃えています。
平日の集客が上手くいかないと悩む人向けに、BeautyMeritの機能について紹介します。
ホームページに予約機能を作ることができる
複数の美容院予約サイトと連携し、集客や宣伝に活用している美容院は少なくありません。
提携サイトが多いと、掲載内容や予約の管理だけで大変な負担を迫られます。BeautyMeritなら予約管理を一元化でき、管理に要する手間を大幅に減らすことで業務効率化が実現します。
作業時間の短縮だけでなく、ミスの削減にも寄与します。人力頼りの管理では入力情報の誤りや、ダブルブッキングの発生はゼロにはできません。
クーポンをはじめ予約サイト上の掲載情報との連動もでき、管理業務に割く時間を減らします。空いた時間でサロンワークや販促にリソースを捧げるようになり、新規顧客の獲得や事業の拡大へとつながります。
「カルテ機能」で効率的に顧客満足度の向上を促進
BeautyMeritを使えば、平日の集客戦略の立案に不可欠な顧客情報の収集も可能です。カルテには予約日時・施術メニュー・担当者・施術合計金額・ご利用クーポン・店舗で購入した商品ならびに金額・施術写真などを登録できます。
紙のカルテでは、お客さまが増えるほど作業場所の確保や管理の手間が増大するのがデメリット。この機会に電子カルテを導入し、業務効率化やサロン内のスペースの有効活用を考えるのを推奨します。
BeautyMeritにはカルテの検索機能も備わっていて、登録済みカルテを選んで検索するだけでお目当ての顧客情報に一発でたどり着きます。スマホでも探せるのでお手軽です。サロン内でも外出先でも利用でき、場所にとらわれず自由に業務を進められます。
アプリで効率的に平日のお客さまの施術履歴や来店頻度を分析し、店舗独自の戦略の構築に役立ててください。
クーポン発行機能を駆使して平日の来店に誘導
新規や再来店など細かなターゲティングに基づくクーポンの発行が可能です。はじめの頃は平日の来院が少なくても、確実にお得情報を届ける取り組みを続ければ、リピーターの獲得につながるでしょう。
BeautyMeritのクーポン発行機能はセットメニューとのパッケージ型クーポンも発行できます。平日に特化したメニューに「1000円割引」や「5%OFF」などのクーポンを添えれば、集客の効果が加速度的に高まります。
BeautyMeritにはクーポン選択画面でおすすめのメニューを表示できるレコメンド機能が備わっているのも強みです。表示は3件までで、過去の履歴に基づき、一緒に利用する頻度が高いメニューが選び出されます。
平日の来店を検討中の人に、平日限定クーポン以外の選択肢を提示できます。組み合わせ利用による顧客単価の向上も期待でき、売上アップに貢献する便利な機能です。
まとめ
平日の集客に悩まれる美容院は、今までとは異なる戦略の構築ならびに販促ツールの活用が求められます。月曜日〜金曜日と土日では、来店するお客さまの層やニーズに違いがあるためです。
曜日にかかわらず同質のサービスを提供するだけでは、新たな顧客の獲得は難しいかもしれません。
平日に訪れる顧客を分析し、そのニーズに沿うサービスや宣伝方法の導入が有効な戦略です。既存の顧客への対応のかたわら、平日の集客に取り掛かるのは大変です。
ぜひBeautyMeritを利用し、業務効率化ならびにビジネスの拡大に役立ててください。
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